【お客様の声】兵庫県内の傷害事件 早期の示談締結で事件化阻止に成功
■事件概要
ご依頼者様の娘様(10代、高校生、前科前歴等なし)が、母親の同棲相手である男性に対して暴力を振るい怪我をさせたとされる事件。
■事件経過と弁護活動
ご依頼者様の娘様は、離婚して別居している母親の元へ遊びに行った際、母親の同居人である男性と口論になり、男性からの挑発を受け、複数回殴ってしまいました。その後、男性から被害届を出すなどと言われ、どうすればよいのか分からず困ったご依頼者様は、警察に相談に行かれました。その際、同居男性が過去に母親に暴力を振るっていた疑いがあることを話したため、その事実を受けた警察は、DV事件として男性に対して捜査を開始しましたが、警察に相談し、自身にDV容疑がかけられ始めたことに腹をたてた男性は、ご依頼者様に対して、娘様の暴行の件をなかったことにする代わりに高額な示談金を要求し始めました。娘様のことを考えると、今回のことを事件化したくないご依頼者様は、示談に応じるつもりでいらっしゃいましたが、高額な示談金や男性の態度に困惑され、当事務所に対応方法について相談しに来られました。
法律相談では、担当弁護士が、ご依頼者様から事件経過や事件について詳細に伺ったうえで、今回の事件では相手方からの金銭要求をそのまま受け入れる必要はなく、こちらから恐喝あるいは脅迫事件として男性に対する被害届の提出や告訴をすることも可能であること、そのうえで交渉を進める方法も考えられる旨をお伝えしました。しかし、娘様のことを考えると、どうしても事件化を避けることを希望されたご依頼者様は、男性との示談を成立させてほしいと当事務所の弁護士に正式に弁護活動を依頼されました。
依頼を受けた弁護士は、早速男性との示談交渉を開始しました。示談交渉では、娘様が男性に暴力を振るったことに対して謝罪・反省している旨を伝えたうえで、適正な示談金額で対応いただくよう毅然とした態度で説得的に説明しました。交渉のプロである弁護士を前に、男性は以前に様に高額な示談金を要求することなく、担当弁護士は円満に示談を締結することが出来ました。
示談成立により、無事本事件は事件化されることなく終了しました。ご依頼者様は、娘様が刑事事件に巻き込まれることなく元の生活に戻れることに一安心されたご様子でした。