兵庫県尼崎市の強制わいせつ事件で逮捕 少年事件に強い私選弁護人
兵庫県尼崎市に住むAくん(15歳)は、路上で女性に抱き着き胸を触る等したとして、兵庫県尼崎南警察署に強制わいせつの容疑で逮捕されました。
Aくんには当初国選の弁護人が付いていましたが、弁護活動に不安になったAくんの両親は、少年事件を専門とする法律事務所に相談に来ました。
(フィクションです)
【強制わいせつ罪】
強制わいせつ罪とは、「13歳以上の者に対し、暴行又は脅迫を用いてわいせつな行為」をする犯罪です。
13歳未満のものに対しては、暴行や脅迫を用いる必要はなく、同意があったとしても強制わいせつ罪が成立する可能性があります。
「わいせつな行為」とは、その行為者またはその他の者の性欲を刺激興奮または満足させる動作であって、普通人の正常な性的羞恥心を害し善良な性的道義観念に反するものを言います。
強制わいせつ罪で起訴された場合、6月以上10年以下の懲役が科される可能性があります。
強制わいせつ罪といっても広く様々なケースがあるので、ケースごとに量刑相場は異なってきますが、むやみに体に接触したり無理やりキスする等のケースであれば、懲役2~3年で執行猶予が3~4年ほど付くことが多いようです。
【国選弁護人・私選弁護人】
逮捕されると、家庭裁判所に送致されるまでは、少年は原則警察署の留置場などに身柄拘束を受けることになり、取調べが行われます。
身体的にも精神的にも未発達な少年の場合、成人以上に身体拘束により不安や自暴自棄などの気持ちに陥り易く、取調べにおいて捜査機関の誘導や言うことに乗ってしまうおそれがあるため、早期に弁護士に相談し、的確なアドバイスを受ける必要があります。
少年事件であっても、少年が逮捕されてから家庭裁判所に送致されるまでの捜査段階においては、少年が身体拘束されており、事件が「死刑又は無期若しくは長期3年を越える懲役もしくは禁錮」に当たる場合には、少年にも国産弁護人が付くことになります。
国選弁護人とは、逮捕・勾留された被疑者が経済的な理由から私選弁護士を選任することが出来ない場合に、国が弁護士費用を負担して選任する弁護人のことです。
被疑者は、検察官から勾留請求されると、裁判所で勾留質問を受けます。
その勾留質問において、私選弁護人が選任されていない場合に、裁判官から国選弁護人を選任するか質問されます。
ここで、国選弁護人を依頼すると、申告書に資産等を記入し、認定されると国選弁護人が派遣されることになっています。
国選弁護人のメリットは、何といっても費用がかからないことと言えるでしょう。
その反面、国選弁護人は自由に選ぶことが出来ないので、少年事件・刑事事件での弁護活動の経験が浅い、やる気が感じられないといった頼りない弁護人が選任されることもあります。
私選弁護人は、被疑者またはその家族等が弁護士と委任契約を結び、私費で雇う弁護人です。
自分で弁護費用を支払わなければならないので、費用面だけを考えると私選弁護人は…と思ってしまいがちですが、有料での弁護人であるからこそ出来ることもあります。
少年事件・刑事事件は何よりもスピードが大事です。
私選弁護人は、受任後、直ぐに弁護活動に取り組み、逮捕・勾留されている被疑者との接見を行い、取調べに対する適切なアドバイスを提供します。
また、被害者がいる事件では、直ちに被害者との示談交渉を開始し、示談締結に向けて粘り強く交渉を続けます。
また、少年事件・刑事事件を専門としている弁護士であれば、事件毎の身柄解放活動のタイミングや被害者対応、被疑者・被告人に有利な証拠収集など、迅速かつ適切な弁護活動を行うことが出来ます。
弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所は、少年事件・刑事事件を専門とする法律事務所です。
これまでも数多くの少年事件・刑事事件を扱って参りました。
兵庫県尼崎市の強制わいせつ事件でお子様が逮捕されてお困りの方、国選弁護人と私選弁護人のメリット・デメリット等を知りたい方は、一度弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所にご相談ください。
(初回の法律相談:無料、兵庫県尼崎南警察署までの初回接見費用:37,200円)