兵庫県豊岡市のあおり運転で危険運転致傷事件 逮捕されたら弁護士に接見依頼
路上であおり運転を繰り返し、車を衝突させ怪我を負わせたとして、兵庫県豊岡南警察署は、兵庫県豊岡市に住むAさんを危険運転致傷の容疑で逮捕しました。
Aさんは、同市の大通りで車を運転中、被害者が運転する車の後ろからクラクションを鳴らし、1キロ追いかけた後、被害者の車の前方をふさぐように車を接触させ、首にむち打ちの怪我を負わせた疑いです。
(朝日新聞デジタル2017年11月20日11月46分掲載記事を基にしたフィクションです)
【あおり運転~危険運転致傷罪~】
最近、悪質ドライバーによる「あおり運転」が誘発する事故が後を絶ちません。
「あおり運転」とは、前方を走行する車に対して、進路を譲るよう強要する行為のことを言います。
具体的には、車間距離を詰めて異常接近したり、追い回したり、ハイビーム・パッシング・クラクション・幅寄せなどによって相手を威嚇し嫌がらせをするなどの行為です。
このような「あおり運転」は、危険運転に該当し、相手を死傷した場合には危険運転致死傷罪が適用される可能性があります。
「危険運転致死傷罪」は、「自動車の運転により人を死傷させる行為等の処罰に関する法律」に定められています。
「危険運転致死傷罪」とは、以下の行為を行なった結果、人を負傷させる犯罪です。
①アルコール又は薬物の影響により正常な運転が困難な状態で自動車を走行させる行為
②その進行を制御することが困難な高速度で自動車を走行させる行為
③その進行を制御する技術を有しないで自動車を走行させる行為
④人又は車の通行を妨害する目的で、走行中の自動車の直前に侵入し、その他通行中の人又は車に著しく接近し、かつ、重大な交通の危険を生じさせる速度で自動車を運転する行為
⑤赤信号又はこれに相当する信号を殊更に無視し、かつ、重大な交通の危険を生じさせる速度で自動車を運転する行為
⑥通行禁止道路を進行し、かつ、重大な交通の危険を生じさせる速度で自動車を運転する行為
上のケースでは、④が該当する可能性があります。
危険運転致死傷罪の法定刑は、人を負傷させた場合は、15年以下の懲役、人を死亡させた場合には、1年以上の有期懲役となっています。
危険運転致傷事件で逮捕されたら、すぐに弁護士との接見を依頼されることお勧めします。
逮捕段階では、接見できるのは基本的に弁護士に限られるので、弁護士との接見が外部と接触する唯一の機会となります。
また、取調べで不利な供述調書が作成されないよう、弁護士が適切な取調べ対応についてアドバイスを受けることも重要です。
弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所は、危険運転致傷事件を含めた数多くの交通事件を取り扱って参りました。
その豊富な経験と知識を活かし、迅速かつ適切な弁護活動を行います。
兵庫県豊岡市のあおり運転での危険運転致傷事件でご家族・ご友人が逮捕されたら、すぐに弊所にお問い合わせ下さい。
刑事事件を専門とする弁護士が最短即日に接見に駆け付けます。
(兵庫県豊岡南警察署までの初回接見費用:弊所までお問い合わせ下さい)