【速報】スーパー銭湯の駐車場において、大麻所持の男2人が相次いで逮捕された事件について、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所神戸支部が解説します。
事件①
1月10日午後10時10分ころ、兵庫県姫路市のスーパー銭湯の駐車場において、巡回中の兵庫県姫路警察署の警察官が、不審な行動をする男に職務質問したところ、この男の乗用車の車内から乾燥大麻を発見したことから、男を大麻取締法違反で現行犯逮捕した。
事件②
①事件の約4時間後、同じスーパー銭湯の駐車場において、今度は、兵庫県警第2機動パトロール隊の隊員が、スーパー銭湯が閉店後も駐車場に残っている乗用車に乗っている男を発見し職務質問したところ、運転席ドアポケットから乾燥大麻を発見し、男を大麻取締法違反で現行犯逮捕した。
警察の発表によると、この2つの事件に関連はなく、逮捕された2人に面識はないとのことで、これは数時間の間に、同じ場所で2人の大麻所持容疑者が逮捕された非常に珍しい事件ですので、本日のコラムで解説します。
大麻所持事件
大麻所持事件は、警察官の職務質問によって発覚する事件が少なくないようです。
警察官の職務質問によって大麻所持が発覚すると、その場で現行犯逮捕される場合と、その場では大麻を押収されるだけで、後日、逮捕される場合があります。
その場で現行犯逮捕される場合は、警察官が専用のキットを使って簡易鑑定を行い、その簡易鑑定で陽性反応を示せば現行犯逮捕されるのですが、最近は、取締りのプロである警察官が見ても、大麻かどうか分からない形状の大麻も多く出回っているので、そういった場合は、簡易鑑定は行われず、押収した大麻を科学捜査研究所の鑑定に委ねているようです。
今回の2件の事件は、ともに乾燥大麻を所持していたようなので、簡易鑑定によって現行犯逮捕されたのでしょう。
ちなみに最近では電子タバコを利用して吸引するリキッドタイプの大麻が出回っているようで、こういったリキッド大麻は、科学捜査研究所で鑑定されるケースが多いようです。
大麻取締法違反(大麻所持罪)で逮捕されると…
大麻取締法違反(大麻所持罪)で警察に逮捕されると、入手経路等の捜査に時間を要することなどから10日~20日間勾留されるケースが目立ちます。
そして勾留満期と共に起訴されるか、不起訴になるかが決定するのですが、大麻の押収過程に問題がなければ起訴される可能性が高いでしょう。
大麻所持事件で不起訴になりやすい事件として
①押収量が微量である。
②押収過程に違法性が見受けられる。
③故意を立証できない。
がよく見受けられます。
ちなみに起訴されて有罪となる場合、初犯であればほぼ確実に執行猶予が付きますが、再犯の場合は、実刑判決が言い渡される可能性が高くなるので注意が必要です。
大麻事件に強い弁護士
弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所神戸支部は、大麻所持事件のような薬物事件を扱っている法律事務所です。
大麻事件の 相談 や、大麻所持罪で逮捕された方への 接見 は、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所神戸支部の弁護士が即日対応いたしますので、まずは、フリーダイヤル0120-631-881まで、お気軽にお電話ください。