全く身に覚えのない強制わいせつの容疑で在宅捜査を受けていた男性の取調べに同行するなどして、弁護士が男性をサポートし不起訴を獲得した冤罪事件における、弁護活動と、お客様の声を、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所神戸支部が紹介します。
◆事件概要◆
70代の男性が、知人の女性に対して無理矢理わいせつ行為に及んだとされる強制わいせつ事件です。
男性は、被害者とされる女性と知り合いであるものの、事件については全く身に覚えのないもので、警察の在宅捜査を受けることに精神的にも肉体的にも非常に疲弊していました。
弁護士は、取り調べの都度、男性に付き添って出頭(同行出頭)し、男性のサポートに徹すとともに、男性が不当な扱いを受けないように捜査機関の動向を注視しました。
その結果、男性は検察庁に送致されたものの不起訴が確定し、晴れて疑いが晴れたのです。
◆結果◆
不起訴
◆事件経過と弁護活動◆
日本の警察は世界的にみても非常に優秀だと言われており、捜査能力も高いと評価されていますが、毎年のように冤罪事件が発生しているのも事実です。
新聞やニュースなどで報道される冤罪事件はごく一部で、今回の男性のように在宅捜査を受けている方は複数いるものと想定できます。
そう「全く身に覚えのない事件で、ある日突然警察がやってきて犯人扱いされる・・・」というのは、決して他人事ではありません。
この事件の男性は、警察の取調べに対してはしっかりと否認していましたが、高齢があるがゆえに、複数回にも及ぶ警察の取調べに対しては、精神的にも肉体的にも非常に疲弊しておられました。
そこで弁護士は、男性の取調べに際しては一緒に警察署に出頭するなどして男性のサポートに徹し、捜査機関に対して必要以上の取調べを行わないように目を光らせました。
その結果、男性は検察庁に書類送検されたものの、早々に不起訴が確定し、晴れて疑いが晴れることになったのです。