最近、スポーツ強豪大学で起こった大麻事件が相次いで報道されました。
関西のラグビー強豪大学である天理大学では2名の部員が大麻の譲り受けや所持で警察に逮捕されており、全国屈指の柔道強豪校である国士館大学では、まだ逮捕者こそ出ていませんが複数の部員が大麻を使用していたとして警察の捜査を受けています。
本日のコラムでは、スポーツ強豪大学にまん延する大麻問題について、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所神戸支部が解説します。
本日のコラムは
寮生活の強豪天理大ラグビー部、大麻事件で広がる「疑心」 活動自粛もイメージダウン必至
国士舘大柔道部員、大麻「寮内で集団で吸った」「使い回すことも」…寮から植物片や吸引器具
を参考に作成しています。

大麻事件について
昨年末、それまで大麻を規制していた法律が、一部を除いては大麻取締法から麻薬及び向精神薬取締法に代わり、それまで規制対象となっていなかった使用についても規制対象となると共に、罰則が強化されました。
この法改正は、大麻のまん延を食い止めることを目的にしていたようですが、法改正後、警察が大麻事件の取り締まりを一層強化しているからなのか、報道される範囲では、大麻事件が減少傾向にあるとは思えません。
若者へのまん延
特に深刻なのが若者への大麻のまん延です。
覚醒剤等のような他の禁止薬物に比べると依存性が低く、比較的安価に入手しやすい、また使用方法も簡単であることから、安易に手を出してしまう若者が多いようですが、大麻は、決して依存性が低いわけではないので注意が必要です。
止めようと思えば何時でも止めれると思って興味本位で使用してしまうと取り返しのつかないこととなり、自分だけでなく周りの人たちを巻き込んでしまうことを自覚しなければなりません。
警察の捜査は甘くない
多くの大麻事件は警察官の職務質問が端緒となって警察が捜査を開始しますが、前触れもなくある日突然、警察官が自宅を訪ねてきて摘発されることもあります。
いわゆる警察の内偵捜査と呼ばれるものです。
大麻の所持で警察で検挙された人から芋づる式で捜査が及ぶこともあれば、第三者からの情報提供で捜査が及ぶこともあります。
自分だけは大丈夫と思っていませんか?
何か起こってからでは手遅れになることもあります。
大麻事件で何か不安のある方は早めに弁護士に相談しましょう。
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