兵庫県相生市の昏睡強盗事件で逮捕 実刑判決を回避する刑事事件専門の弁護士
兵庫県相生市にある飲食店で、客に睡眠薬入り酒を飲ませ、現金や腕時計などを奪ったとして、兵庫県相生警察署はAさんを昏睡強盗容疑で逮捕しました。
容疑を認めているAさんは、少しでも量刑が軽くなることを希望しています。
(フィクションです)
【昏睡強盗罪】
昏睡強盗罪とは、人の意識作用に障害を生じさせ、反抗できない状態に陥れて財物を盗取する犯罪行為です。
実質的には相手方の反抗を抑圧して、財物を奪取する点で強盗罪と異ならないので、強盗として扱われます。
ですので、法定刑の適用も、強盗罪と同様の5年以上の有期懲役となります。
昏睡強盗の場合、自分で相手を昏睡状態にさせることが要件となるので、相手が勝手に酔っぱらっている状態のときに、財布を奪った場合には、昏睡強盗罪は成立しないことになります。
【実刑判決】
実刑判決とは、懲役刑・禁錮刑によって、判決後直ちに刑務所に収監されてしまう判決のことを言います。
一方、実刑判決と同じく有罪判決ではある点では同じなのですが、刑を受けた人物が執行猶予期間中に犯罪を犯すことがなければ、宣告された懲役・禁錮刑はなかったものにする執行猶予付き判決があります。
昏睡強盗罪も通常の強盗罪と同様に、刑法犯の中でも想い犯罪に当たるとされています。
そのため、被害金額が少なくても、起訴される可能性が高く、犯行態様や被害金額などによっては、初犯であっても、実刑判決を受ける可能性も十分あります。
執行猶予付き判決を得るためには、適切な弁護活動を行う必要があります。
強盗罪では、犯行の手口、暴行・脅迫の程度、犯行動機等が量刑に大きく影響するといわれています。
これらの点で何か有利な点があれば、弁護士がその点を法的に解釈し、説得的に主張していくことになります。
また、被害者がいる強盗罪の場合には、被害者に対する被害弁償や示談交渉が重要となってきます。
被害者に対する被害弁償、被害者との示談を成立させ許しを得ることがとても大事です。
以上のような点が、起訴されてしまった場合にも、裁判官が量刑を検討する際の考慮材料となり、実刑判決を回避できる可能性が高まります。
兵庫県相生市の昏睡強盗事件で逮捕されてお困りの方、なんとか実刑判決を回避したいとお考えの方、一度あいち刑事事件総合法律事務所にご相談ください。
(初回の法律相談:無料、兵庫県相生警察署までの初回接見費用:弊所までお問い合わせ下さい)