兵庫県芦屋市の公正証書原本不実記載事件 告発事件に強い弁護士
兵庫県芦屋市に住むAさんは、妻の署名捺印を偽造して市役所に提出しました。
妻が市役所に問い合わせたことにより事件が発覚し、市役所は兵庫県芦屋警察署に告発しました。
警察から任意出頭するように連絡を受けたAさんは、出頭前に弁護士に相談することにしました。
(フィクションです)
【公正証書原本不実記載罪とは?】
偽造した離婚届を勝手に役所に提出した場合、有印私文書偽造罪、偽造私文書行使罪、公正証書原本不実記載罪・電磁的公正証書原本不実記録罪が成立する可能性があります。
ここでは、公正証書原本不実記載罪について説明します。
公正証書原本不実記載罪とは、公務員に対し虚偽の申立てをし、登記簿・戸籍簿その他の権利・義務に関する公正証書の原本に不実の記載をさせ、または権利・義務に関する公正証書の原本として用いられる電磁的記録に不実の記録をさせる犯罪を言います。
「公正証書」とは、公務員が職務上作成し、権利・義務に関する事実を証明する効力を有する文書のことを言います。
例えば、列挙されている登記簿、戸籍簿の他に、住民票や公証人作成の公正証書、土地台帳などです。
簡単に言えば、公正証書原本不実記載罪は、上記のような公正証書に記録する権限のある公務員に対して、事実に反することを申告し、虚偽であることを知らない公務員に不実の記載をさせる犯罪なのです。
公正証書原本不実記載罪の法定刑は、5年以下の懲役または50万円以下の罰金となっています。
公正証書原本不実記載罪は、未遂も処罰対象となっています。
【告発されるとどうなるの?】
告発とは、犯罪の被害者や犯人でない第三者が同様に犯罪事実を申告し、犯罪者の処罰を求める意思表示のことをいいます。
告発は、誰でも行うことが出来ます。
捜査機関が告発を受理した場合には、捜査をして事件記録を作成し、検察庁に送付する義務を負います。
弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所は、刑事事件を専門に扱う法律事務所です。
所属弁護士は、これまで多くの刑事事件を取り扱ってきており、その豊富な経験と知識に基づいた迅速かつ適切な弁護活動を行います。
兵庫県芦屋市の公正証書原本不実記載事件で告発され、刑事事件に巻き込まれお困りであれば、一度弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所にご相談下さい。
(初回の法律相談:無料、兵庫県芦屋警察署までの同行サービス料:35,500円)