兵庫県芦屋市の未成年者誘拐事件で逮捕 示談を成立させ不起訴へ導く弁護士

兵庫県芦屋市の未成年者誘拐事件で逮捕 示談を成立させ不起訴へ導く弁護士

兵庫県芦屋市に住むAは、ネットで知り合った女子高校生Bが、夏休み中の外泊先として数日泊めてほしいと言うので、Aのマンションに数日間泊めてあげることにしました。
無断外泊が続き心配したBの両親が、捜索願を出し、兵庫県芦屋警察署に警察官がAのマンションにやって来て、Aを未成年者誘拐の容疑で逮捕しました。
何とかBの両親と示談を成立させ不起訴にしてもらいたいと思うAは、刑事事件に強い弁護士を探しています。
(フィクションです)

未成年者略取誘拐罪
未成年者略取誘・拐罪とは、20歳未満の者を「略取」または「誘拐」する犯罪です。
「略取」とは、暴行又は脅迫を用いて、他人の従来の生活環境から離脱させ、自己又は第三者の事実的な支配下に置くことをいいます。
この場合の暴行・脅迫は、被害者の反抗を抑圧する程度のものであることは必要とされません。
被害者を自己又は第三者の実質的支配下に置きうる程度のものであることが必要です。
また、「誘拐」とは、欺罔又は誘惑を用いて、他人を従来の生活環境から離脱させ、自己又は第三者の実質的な支配下に置くことをいいます。
「欺罔」は、虚偽の事実で人を錯誤に陥れることを意味します。
「誘惑」は、欺罔の程度には至らないものの、甘言によって人を惑わし判断を誤らせることを意味します。
未成年者略取・誘拐罪が成立するには、略取又は誘拐の客体(被害者)が未成年であることを認識していたことが必要です。
未成年者を成年者であると誤認した場合には、未成年者略取誘・拐罪は成立しないことになります。
未成年者の同意が違法性阻却事由となるかについては、①同意による違法性阻却は考えられないとする見解、②未成年者の場合は、保護監督者の保護権侵害になるので、違法性は阻却されないとする見解、③十分な判断能力がある未成年者の場合であれば、違法性が阻却されるとする見解、があります。
いずれにせよ、十分な判断能力のない未成年者については、その同意が無効であり違法性阻却事由には当たらないと解されます。

未成年者略取・誘拐罪で起訴された場合、3月以上7年以下の懲役が科せられる可能性があります。
未成年者略取・誘拐罪の法定刑に罰金刑はありません。

未成年者略取・誘拐罪は、親告罪です。
被害者やその家族からの告訴がなされなければ、逮捕・起訴されることはありません。
ですので、未成年者略取・誘拐罪逮捕された場合には、まず、被害者への謝罪・被害弁償を行い、示談を成立させることが重要です。
被疑者やその家族が直接、被害者やその家族に対して示談交渉を行うことは、あまりお勧めしません。
というのも、被害者やその家族は、犯罪行為による精神的ダメージを被り憤慨しているケースが多いので、被疑者やその家族が直接連絡をとろうとしても、返って処罰感情を煽り、上手く示談交渉が進まない事態が予想されるからです。
また、被害者やその家族の方が、自身の連絡先を被疑者やその家族に教えることもあまりありません。
ですので、被害者との示談交渉には、第三者が介入し、間を取り持って進めていくことが最も有効であるでしょう。
弁護士、特に刑事事件を数多く取り扱う弁護士は、示談交渉における経験も豊富であり、事件毎の特徴を踏まえながら、適切な方法で、被害者やその家族の方と粘り強く交渉することが出来ます。

弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所は、刑事事件を専門とする法律事務所です。
刑事事件専門の弁護士が、事件の詳細を把握したうえで、最適な示談方法をご提案し、すぐに被害者やその家族の方との示談交渉を開始いたします。
兵庫県芦屋市未成年者略取・誘拐事件でご家族やお知り合いの方が逮捕されてお困りであれば、一度弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所にご相談ください。
(初回の法律相談:無料、兵庫県芦屋警察署までの初回接見費用:35,500円)

keyboard_arrow_up

0120631881 無料相談予約はこちら LINE予約はこちら