兵庫県伊丹市の白タク事件で逮捕 道路運送法違反にも精通する弁護士

兵庫県伊丹市の白タク事件で逮捕 道路運送法違反にも精通する弁護士

来日客でにぎわう兵庫県伊丹市で、外国人グループを乗せて無許可営業で運転する「白タク」をしていたとして、兵庫県伊丹警察署は同市に住むAさんを道路運送法違反の疑いで逮捕しました。
Aさんは、「白タクをしたのは間違いない」と容疑を認めています。
(朝日新聞DIGITAL2017年11月29日22時44分掲載記事を基にしたフィクションです)

白タクって?】
白タク」とは、タクシー事業の許可を受けていない普通乗用車の白地のナンバーを付けて営業する違法タクシーのことです。
タクシー事業の許可を受けた場合、緑地に白のナンバーを付けて運送することになります。
白タクは、中国人観光客の増加と共にその利用が増えていると言います。
通常のタクシーよりも安く料金を設定するため、旅行者からの需要が絶えません。
中国国内でネットを介して予約・支払を済ませる方法が取られているようです。

白タク行為は道路運送法違反
このような白タク行為は、無許可での有償送迎を禁止している道路運送法違反にあたります。
道路運送法は、旅客自動車運送であるタクシーやバスなどの事業、また有料道路などの自動車道路事業について定めている法律です。
道路運送法は、有償で客を運ぶタクシー事業を「旅客自動車運送事業」とし、国土交通大臣の許可を受けなければならないと定めています。(道路運送法4条1項、43条1項)
許可なく「一般旅客自動車運送事業」(常時不特定の他人の需要に応じ、反復継続の目的で、有償で自動車を使用し人の運送行為をする事業)を経営した場合、3年以下の懲役若しくは300万円以下の罰金、又はその両方が科される可能性があります。
また、許可なく「特定旅客自動車運送事業」(特定の者の需要に応じ、一定の範囲の旅客を運送する事業)を経営した場合は、1年以下の懲役若しくは150万円以下の罰金、又はその両方が科される可能性があります。

アメリカや中国では、自家用車で人を送迎する「ライドシェア」が普及しており、スマートフォンで簡単に送迎が手配できるという利便性があります。
日本でも、「ライドシェア」解禁に向けた議論が始まったということですが、現時点では許可を受けていないタクシー事業は違法です。
道路運送法違反で、罰金刑や懲役刑の対象となります。

兵庫県伊丹市白タク事件で、道路運送法違反の容疑で逮捕されてお困りの方は、今すぐ弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所にお問合せ下さい。
刑事事件を専門とする弁護士が、最短当日に留置施設に赴き接見を行う「初回接見サービス」をご案内させていただきます。
兵庫県伊丹警察署までの初回接見費用:39,600円)

keyboard_arrow_up

0120631881 無料相談予約はこちら LINE予約はこちら