小学生女児に対する盗撮事件で、複数の余罪が発覚したものの略式罰金を獲得した弁護活動とお客様の声を、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所神戸支部が紹介します。
事件概要
依頼者の息子さん(50代男性、会社員、前科無し)は、コンビニ内において小学生女児のスカート内にスマートフォンを差し向けた疑いで逮捕されました。
そして、検察庁に送致された後、勾留が決定されてしまいました。
息子の逮捕を知った依頼者に初回接見サービスをご利用いただき、その後弁護活動を行った弁護士は、勾留決定に対する準抗告の認容により息子さんの釈放を実現するとともに、被害者の親権者様との示談を締結させて、余罪多数ながらも略式罰金の処分に留めることができました。
結果
勾留決定に対する準抗告認容(早期釈放)
略式罰金
事件経過と弁護活動
息子さんの逮捕を知っていち早く初回接見サービスをご利用いただいたことから、検察庁に送致された後すぐに、弁護活動を開始することができました。
息子さんは、検察官に送致され当日には10日間の勾留が決定されてしまいました。
しかし、正社員として定職にもついており長期の身体拘束が生活に与える影響は重大なものがありました。
そこで、弁護士は、裁判官に対して息子さんの置かれている状況や捜査の進展状況から勾留の必要がないことを明らかにする準抗告の申立てを行いました。
これが認められ息子さんは釈放され早期に職場復帰することができ、日常生活を送りながら警察から捜査を受けることになりました。
そして、被害者様が未成年であったため、示談交渉は親権者様と行うことになりました。
息子さんの思いや反省の気持ち等を丁寧に伝えることで示談の締結に際して、被害届の取り下げや息子さんの行為について処罰を求めない旨のお約束をいただくことができました。
その結果、被害者が特定できない余罪は多数あったものの、略式罰金で刑事手続を終結することができました。