飲食店で被害者の物を持ち帰り投棄した窃盗事件において、被害者と早期示談したことによって事件化を回避した弁護活動等について、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所神戸支部が紹介します。
事件概要
男性はお酒を飲みにいった飲食店から帰宅する際に、他人の物を持ち帰った窃盗事件です。
犯行後、男性は事件の発覚をおそれて被害品を遺棄していました。
犯行の様子を目撃した店員から被害者に情報がわたり、被害者はすでに警察に相談していましたが、弁護士が、早期に被害者と示談を締結したことによって大事にはならずに済みました。
結果
示談締結
不送致
事件経過と弁護活動
被害品の中に腕時計など高価な物が含まれていたにもかかわらず、男性の身勝手な判断によって被害品を遺棄しており、被害者の被害感情は痛烈なものでした。
ただ男性は犯行時、お酒に酔っていたこともあり記憶は曖昧なものでした。
弁護士は即座に被害者から相談を受けた警察官と連絡を取り、事実関係を把握するとともに、被害者に対して示談交渉を持ち掛けました。
男性と被害者の言い分に、多少の食い違いはあったものの、被害者の気持ちを逆なでしないように注意しながらも、早期解決を目指して交渉を重ねたのです。
その結果、双方の納得する金額や条件で示談を締結することに成功しました。
示談の締結によって、今回の件は、刑事事件化を回避することができ、男性は、会社に事件を知られることなく平穏な生活を取り戻せたのです。