兵庫県川辺郡猪名川町の共同危険行為事件で逮捕 観護措置取消に強い少年事件専門の弁護士
兵庫県川辺郡猪名川町に住むAくん(17歳)は、深夜バイクで集団暴走したとして、兵庫県川西警察署からやって来た警察官に逮捕されてしまいました。
Aくんは、友人に誘われて初めて暴走行為に参加したのであって、補導歴はありません。
Aくんの両親は、責任をとって更生してほしいと思う反面、早く学業に復帰させてあげたいと悩んでいます。
(フィクションです)
【共同危険行為】
共同危険行為とは、道路で共同して危険行為を行うことをいいます。
道路において2台以上の自動車または原付バイクを連ねて走行させ、又は並進させる場合に、共同して、著しく道路における交通の危険を生じさせ、又は著しく他人に迷惑を及ぼすこととなる行為です。
暴走族やドリフト族など、最近ではPCゲームと呼ばれる暴走行為が該当します。
共同危険行為(道路交通法違反)で起訴された場合、2年以下の懲役または50万円以下の罰金が科される可能性があります。
ただし、この行為は、2台以上が共同して行なわないと成立しませんので、単独で暴走した場合は共同危険行為にはなりません。
【観護措置取消】
未成年者は、更生に向けた調査のため、家庭裁判所に身柄が送られると観護措置という処分がなされる場合が多いです。
しかし、その点で成人の事件に比べて、身体拘束されやすく、解放も困難な面があります。
観護措置を争う方法は以下の2つが挙げられます。
①異議申立
②観護措置取消申立
少年事件には、成人の刑事事件のような保釈制度がないので、早期に身柄を釈放するためには、上の2つの方法で裁判所に認めてもらう必要があります。
《異議申立》
そもそも観護措置決定が要件を満たしていない(罪証隠滅のおそれ、逃亡のおそれ、資質鑑別の必要性もない)場合に、異議申立が認められます。
観護措置を決定した裁判官とは異なる裁判官が判断することになります。
《観護措置取消申立》
観護措置の必要がなくなったときには、速やかに取り消されなければなりません。
ですので、観護措置決定後の事情や調査の結果等を考慮して、観護措置の必要性はなくなったと主張して、観護措置の取り消しを求めます。
観護措置が決定すると、2週間(最大4週間)少年鑑別所に収容されることになります。
少年が、心身を落ち着かせ、自分自身と向き合う良い機会となることもあります。
しかし、長期間学校を休むことにより退学処分のおそれもあり、少年の更生の機会を狭めかねない場合もあります。
少年事件に精通した弁護士は、少年ごとの特徴や事件の性質を考慮し、少年の更生に向けた最適なプランを少年とご家族と共に作り上げていきます。
兵庫県川辺郡猪名川町の共同危険行為事件でお子様が逮捕されてしまった方、お子様の更正や早期の学業・職場復帰でお悩みであれば、一度あいち刑事事件総合法律事務所までご相談ください。
少年事件に熟知した弁護士が迅速かつ適切な弁護活動を行います。
(初回の法律相談:無料、兵庫県川西警察署までの初回接見費用:弊所までお問い合わせ下さい)