兵庫県南あわじ市の背任事件 不起訴処分に強い刑事事件専門の弁護士

兵庫県南あわじ市の背任事件 不起訴処分に強い刑事事件専門の弁護士

兵庫県南あわじ市にある会社に勤務するAさんは、顧客からリベートをもらう代わりに商品を安価で販売していました。
不正に気付いた会社は、Aさんに損失額を弁償するように言いました。
弁償できない場合は刑事事件化し逮捕されてしまうのではないかと心配になったAさんは、刑事事件専門の弁護士に相談に来ました。
(フィクションです)

背任罪】
背任罪とは、「他人のためにその事務を処理する者が、自己若しくは第三者の利益を図り又は本人に損害を加える目的で、その任務に背く行為をし、本人に財産上の損害を加える」犯罪行為をいいます。
背任罪で起訴された場合、5年以下の懲役または50万円以下の罰金が科せられる可能性があります。

背任罪が成立するためには、
①主体:他人のためにその事務を処理する者=他人に対する内部関係で一定の任務に従って他人の事務を処理すべき法的義務を有する者である。(例、会社の経理担当)
②目的:自己若しくは第三者の利益を図り、又は本人に損害を加える目的をもって行為に及んだ。
③行為:任務に背く行為=事務処理における信頼関係に違背する行為を行なった。
④結果:本人に財産上の損害を与えたこと。
に該当している必要があります。

背任罪とよく似ている犯罪として横領罪が挙げられます。
横領罪は、他人から委託をうけて預かっているものを自己の利益のために処分する犯罪行為をいいます。
単純横領罪の場合、法定刑が5年以下の懲役であり、業務上横領罪の場合では10年以下の懲役となっており、罰金刑が設けられていません。
背任罪と比べると、重い刑が科されています。

背任罪は、法定刑が懲役刑と罰金刑となっていますので、刑事手続きの流れとしては、検察官による最終処分が、①起訴、②略式起訴、③不起訴のいずれかになるでしょう。
起訴された場合、初犯であり、損害額もある程度の額であれば、執行猶予が付くことが多いようです。
しかし、執行猶予付き判決でも略式起訴による罰金刑でも、刑務所で服役する必要はありませんが、有罪判決であることに変わりはありません。
ですので、前科が付いてしまうことになります。
前科が付いてしまうと、日常生活では特に問題となることはありませんが、ある一定の職種における資格取得などの際に問題となる場合もあります。
また、海外へ赴く際に、通常であればビザが必要とされない国であっても、前科があると特別にビザの申請が必要となることもあります。
何事もなく再び日常生活に戻るためには、不起訴によって事件を終わらせることがよいでしょう。

あいち刑事事件総合法律事務所では、刑事事件を専門とする弁護士が多数所属しています。
刑事事件における豊富な経験と知識を活かした弁護活動を提供しております。
兵庫県南あわじ市背任事件でお困りの方、是非あいち刑事事件総合法律事務所にご相談下さい。
(初回の法律相談:無料、兵庫県南あわじ警察署までの初回接見費用:弊所までお問い合わせ下さい)

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