Archive for the ‘お客様の声’ Category

【お客様の声】執行猶予中に万引きで逮捕 再度の執行猶予判決を獲得

2024-10-24

執行猶予中の万引きで現行犯逮捕されてしまったものの、保釈認容と再度の執行猶予判決を獲得した弁護活動と、お客様の声を、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所神戸支部が紹介します。 

事件概要 

ご依頼者様のご主人様(60代、定年退職後にパート勤務)が、ホームセンターでの万引きで現行犯逮捕されてしまった事件です。
逮捕されて勾留後からは、国選弁護人に弁護活動をお任せしていたということでした。
しかし、ご依頼者様が国選弁護人の活動に不安を感じられていたようで、ご主人様が起訴された後に、初回接見をご利用頂き、最終的に弊所の弁護士にご依頼いただくことになりました。 
ご主人様は、約2年前に窃盗罪で執行猶予判決を言い渡されており執行猶予中でした。
執行猶予中の再犯ということで今回は実刑判決を受ける可能性が高く、保釈が認められる可能性も高いとはいえない状況でした。 
ご依頼後、担当の弁護士はすぐに保釈の準備をして、土日を挟んで3日後には保釈申請をして、その翌日には保釈が認められることになりました。
また、公判についても実刑判決が濃厚でしたが、弁護士の活動により再度の執行猶予判決を勝ち取ることができました。 

結果

保釈認容 
再度の執行猶予判決獲得

事件経過と弁護活動

当初は国選弁護人に弁護を任せていたこともあり、弊所の弁護士が活動を始めたのは起訴後でした。 
担当の弁護士は、保釈を勝ち取るために接見で事件の詳細やご主人様の状況を細かく聞き取り、権利保釈事由の不存在や裁量保釈事由の存在があることを詳細に保釈請求書に記載して提出しました。また、ご主人様が釈放された後の奥様の具体的な監視監視の方法についても詳しく説明するために奥様の監視監督を約束する上申書も合わせて作成しました。土日を挟んで3日後には保釈請求書や奥様からの上申書などを提出し、翌日にはご主人様は保釈されることになりました。
裁判に向けての活動としては、担当の弁護士がご主人様と打合せを繰り返し、再犯を防止するために病院の精神科への通院などを進めました。
また、周りの環境調整なども限られた時間の中で最大限行いました。 
これらの活動が裁判でも認められ、実刑判決が濃厚な事件だったものの、再度の執行猶予判決を獲得することができました。 
ご主人様からは、執行猶予判決を勝ち取ることができた結果はもちろんのこと、担当の弁護士からの再犯を繰り返さないようにするための取り組み方や生活指導などのアドバイスなどについても感謝していただきました。

【お客様の声】強制わいせつで在宅捜査 取調べに同行し不起訴を獲得

2024-10-21

全く身に覚えのない強制わいせつの容疑で在宅捜査を受けていた男性の取調べに同行するなどして、弁護士が男性をサポートし不起訴を獲得した冤罪事件における、弁護活動と、お客様の声を、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所神戸支部が紹介します。 

◆事件概要◆

70代の男性が、知人の女性に対して無理矢理わいせつ行為に及んだとされる強制わいせつ事件です。
男性は、被害者とされる女性と知り合いであるものの、事件については全く身に覚えのないもので、警察の在宅捜査を受けることに精神的にも肉体的にも非常に疲弊していました。
弁護士は、取り調べの都度、男性に付き添って出頭(同行出頭)し、男性のサポートに徹すとともに、男性が不当な扱いを受けないように捜査機関の動向を注視しました。
その結果、男性は検察庁に送致されたものの不起訴が確定し、晴れて疑いが晴れたのです。

◆結果◆

不起訴

◆事件経過と弁護活動◆

日本の警察は世界的にみても非常に優秀だと言われており、捜査能力も高いと評価されていますが、毎年のように冤罪事件が発生しているのも事実です。
新聞やニュースなどで報道される冤罪事件はごく一部で、今回の男性のように在宅捜査を受けている方は複数いるものと想定できます。
そう「全く身に覚えのない事件で、ある日突然警察がやってきて犯人扱いされる・・・」というのは、決して他人事ではありません。
この事件の男性は、警察の取調べに対してはしっかりと否認していましたが、高齢があるがゆえに、複数回にも及ぶ警察の取調べに対しては、精神的にも肉体的にも非常に疲弊しておられました。
そこで弁護士は、男性の取調べに際しては一緒に警察署に出頭するなどして男性のサポートに徹し、捜査機関に対して必要以上の取調べを行わないように目を光らせました。
その結果、男性は検察庁に書類送検されたものの、早々に不起訴が確定し、晴れて疑いが晴れることになったのです。

【お客様の声】万引き事件 示談成立により不起訴処分獲得

2023-08-14

コンビニの万引き事件で、同種前科・余罪が複数あったものの不起訴処分を獲得した弁護活動と、お客様の声を、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所神戸支部が紹介します。

事件概要

依頼者の奥様(20代女性、窃盗(万引き)の前科あり)は、コンビニでの万引きで現行犯逮捕されました。
その後、奥様は勾留されずに釈放されたため、依頼者と一緒に無料相談をご利用いただいた後、弊所の弁護士を私選弁護人として選任して頂きました。
担当の弁護士は、早急に被害店舗の責任者の方との間で示談及び被害届の取下げを成立させました。
そして、事件を担当した検察官と交渉し不起訴処分を獲得することができました。

結果 

不起訴処分 

事件経過と弁護活動

奥様には、万引きについて同種の前科や余罪があったため釈放されて在宅での捜査になったものの、正式裁判執行猶予判決になる可能性も考えられる事件でした。
そこで、弁護活動を担当した弁護士は被害店舗の責任者の方に対して奥様の直筆の謝罪文で反省の意を真摯に伝えることで、被害届の取下げとともに宥恕条項(刑事処分の一切を望まない旨の内容)付の示談をさせていただくことができました。
また、万引きを繰り返さないようにするため病院で治療を受けていただき、これを元に主治医の先生から治療内容等を聞きとり聴取書を作成しました。
そして事件を担当している検察官に聴取書を送り、再犯を繰り返さないようにする取り組みをしていることを伝えました。
これらの活動が認められ、同種の前科や余罪があったものの不起訴処分を獲得することができました。

【お客様の声】強制わいせつ事件 示談成立により不起訴処分獲得

2023-08-11

強制わいせつ事件で、宥恕条項付きの示談を成立させ不起訴処分を獲得した弁護活動と、お客様の声を、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所神戸支部が紹介します。

事件概要

依頼者の息子さん(30代男性、会社員、前科無し)は、友人宅でお酒を飲んだ帰り路上で女性にわいせつな行為をした疑いで逮捕の後勾留されてしまいました。
そこで、依頼者は早期の釈放及び示談の締結のため弊所の弁護士を選任して頂きました。
弁護活動を行った弁護士は、勾留決定に対する準抗告の認容により息子さんの釈放を実現させるとともに、被害者様と示談を締結させて不起訴処分を獲得しました。

結果

勾留決定に対する準抗告認容(早期釈放)
不起訴処分 

事件経過と弁護活動

息子さんは会社員として働いておられ、これ以上身体拘束が長期化すると仕事を失う可能性もある状況でした。
そこで、お母様である依頼者は早期の釈放と被害者様との示談の締結をしてもらうため弊社の弁護士にご依頼頂きました。
事件を担当した弁護士は、事件の性質や状況から勾留を決定した裁判に対する不服申し立てである準抗告の申立てを行いました。
また、添付資料として依頼者様が息子さんを監視監督できることをお約束する上申書や身元引受書も加えて提出しました。
これが認められ息子さんは決定されていた10日間の勾留の前に釈放されたことで仕事を失わずに在宅で捜査を受けることができるようになりました。
また、並行して被害者様との示談交渉も行い、加害者である息子さんの反省の意を真摯に伝えることで宥恕条項付の示談の締結と被害届の取下げをしていただくことができました。
これらの弁護活動により不起訴処分を獲得することができま

 

【お客様の声】警察官に対する公務執行妨害 公判請求されるも罰金を獲得

2023-08-08

警察官に対する公務執行妨害事件で、起訴(公判請求)されるも罰金を獲得することができた弁護活動と、お客様の声を、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所神戸支部が紹介します。 

事件概要と弁護活動

依頼者様(40代男性、会社員)は、飲みに行ったスナックの店員と料金トラブルになり、現場臨場した警察官に対して、胸を手拳で2回殴打する暴行を加えたとして、公務執行妨害罪で検挙され、その後、検察庁に書類送検されました。
そして検察官の取調べを受けた際に、検察官から「起訴(公判請求)する。」と告げられていました。
裁判で執行猶予付きの判決を言い渡されるとお仕事に影響が出てしまう事を懸念した依頼者様は、罰金刑の判決を目指して、私選弁護人として弊所の弁護士を選任し、刑事裁判にのぞみました。
選任された弁護士は、まず担当の検察官に対して、本公務執行妨害事件のきっかけとなった、依頼者様と料金トラブルになったスナックに対して、未だ未払いである飲食代の支払いと、被害者である警察官への謝罪や賠償を行うので、どうにか略式命令による罰金刑にならないものかと書面で訴えたのですが、検察官は、起訴(公判請求)の方針を維持しました。
そこで弁護士は、今後の刑事裁判に向けて、まずは被害者となる警察官へ謝罪を行うと共に示談交渉を持ちかけましたが、当然のこと被害者となる警察官には一切取り合ってもらうことができませんでした。
しかし粘り強く交渉を続けることで何とか被害弁償を受け取ってもらうことができたので、今度は、本公務執行妨害事件のきっかけとなった、依頼者様と料金トラブルになったスナックに対しても、未だ未払いだった飲食代の支払いを持ち掛けたのですが、こちらは最後まで連絡がつかなかったので、被害弁償相当額を法務局に供託したのです。
そしてこういった活動を、その後の刑事裁判において主張したところ、依頼者様は罰金刑の判決が言い渡されました。

結果

罰金刑

弁護活動を終えて

自認している公務執行妨害事件で、検察官が起訴(公判請求)するということは、検察官は、罰金刑では軽すぎるので例え執行猶予が付いても懲役刑を求めているという方針を持っており、起訴(公判請求)されて、刑事裁判で罰金刑が言い渡されることは珍しいことです。
今回の弁護活動では、被害者となる警察官への謝罪や、スナックへの飲食代を供託していることが高く評価されて、刑事裁判で罰金刑を獲得できたものと思われます。
結果的に依頼者様が望む結果を得ることができたのですが、もしこういった謝罪や、賠償を起訴されるまでにできていれば不起訴もあり得たのではないかと思われ、弁護活動を開始するのが遅れたことが悔やまれる結果となりました。

【お客様の声】小学生女児に対する盗撮事件 複数の同種余罪があったものの略式罰金獲得

2023-08-05

小学生女児に対する盗撮事件で、複数の余罪が発覚したものの略式罰金を獲得した弁護活動とお客様の声を、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所神戸支部が紹介します。

事件概要

依頼者の息子さん(50代男性、会社員、前科無し)は、コンビニ内において小学生女児のスカート内にスマートフォンを差し向けた疑いで逮捕されました。
そして、検察庁に送致された後、勾留が決定されてしまいました。
息子の逮捕を知った依頼者に初回接見サービスをご利用いただき、その後弁護活動を行った弁護士は、勾留決定に対する準抗告の認容により息子さんの釈放を実現するとともに、被害者の親権者様との示談を締結させて、余罪多数ながらも略式罰金の処分に留めることができました。

結果

勾留決定に対する準抗告認容(早期釈放)
略式罰金

事件経過と弁護活動

息子さんの逮捕を知っていち早く初回接見サービスをご利用いただいたことから、検察庁に送致された後すぐに、弁護活動を開始することができました。
息子さんは、検察官に送致され当日には10日間の勾留が決定されてしまいました。
しかし、正社員として定職にもついており長期の身体拘束が生活に与える影響は重大なものがありました。
そこで、弁護士は、裁判官に対して息子さんの置かれている状況や捜査の進展状況から勾留の必要がないことを明らかにする準抗告の申立てを行いました。
これが認められ息子さんは釈放され早期に職場復帰することができ、日常生活を送りながら警察から捜査を受けることになりました。
そして、被害者様が未成年であったため、示談交渉は親権者様と行うことになりました。
息子さんの思いや反省の気持ち等を丁寧に伝えることで示談の締結に際して、被害届の取り下げや息子さんの行為について処罰を求めない旨のお約束をいただくことができました。
その結果、被害者が特定できない余罪は多数あったものの、略式罰金で刑事手続を終結することができました。

【お客様の声】家族喧嘩が少年事件に 勾留請求に代わる観護措置の却下及び審判での不処分を獲得 

2023-08-02

家族喧嘩による少年事件について、勾留請求に代わる観護措置の却下及び審判での不処分を獲得した付添人活動と、お客様の声を、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所神戸支部が紹介します。

事件概要

父と14歳の息子が口論になり、息子が包丁を持ち出して強い言葉を言ったため、反省を促す意味で父が警察に通報したところ、息子が逮捕されてしまいました。
そして、暴力行為等処罰に関する法律違反事件として警察から捜査を受けることになり、両親ともにそこまで大事になるとは思っていなかったため、大変困惑し、お母様が依頼者となって弊所の弁護士にご依頼頂きました。
息子は逮捕された後、勾留に代わる観護措置決定がなされ少年鑑別所に送致されることになりましたが、弁護士の献身的な活動により決定の翌日には釈放され、家庭裁判所の審判でも不処分を獲得することができました。

結果

勾留請求に代わる観護措置について準抗告により却下決定
少年審判での不処分

事件経過と弁護活動

少年が逮捕されてから、2日後には勾留に代わる観護措置が決定し、警察の留置場から少年鑑別所に送致されることになりました。
弁護士は、すぐに少年の両親から事件に至った経緯や今後の少年に対する関わりや思いを丁寧に聞いた上で、裁判所に対し、勾留請求に代わる観護措置が必要性がないことを明らかにする申立てを行いました。
これが認められ、勾留請求に代わる観護措置は却下決定されたため、少年は無事釈放されました。
また、事件が家庭裁判所に送致された後の、付添人としての活動においても話合いの場を多く設け、親子関係改善の取り組みを行っていきました。
また、スクールカウンセラーのカウンセリングなども継続して受けてもらえるようにして、審判のためだけではない、長期的な視点をもって環境の調整を行っていきました。
これらの取り組みが、家庭裁判所の裁判官にも認められ、少年は審判では「不処分」となりました。

【お客様の声】神戸の盗撮事件 意見書の提出などの弁護活動により不起訴処分獲得 

2023-07-30

風俗店内での盗撮事件で、不起訴処分を獲得した弁護活動と、お客様の声を、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所神戸支部が紹介します。

事件概要

依頼者(50代男性、盗撮の前科あり)が、神戸市内の風俗店を利用中に、スマートフォンの動画機能で、相手の女性を撮影したという盗撮行為による迷惑防止条例違反事件です。
依頼者様は、事件当日に店舗関係者により警察を呼ばれており、そこから何度か取調べを受けていました。
しかし、事件が検察庁に送致され、検察庁から届いた書類に示談書の提出を求める記載があったため示談の必要性を感じ、示談交渉動くため弁護士に依頼したようです。

結果

不起訴処分

事件経過と弁護活動

依頼者様は、被害女性の働く風俗店の店長から盗撮について問われた際も、犯行を認めていました。
また、警察からの取調べにおいても犯行を認め、警察官から「寛大な処分でおねがいしますとは言っておくから」という言葉も言われていたようです。
しかし、検察庁から届いた書類には、示談書の提出を求める記載があったため不安に感じた依頼者様は、当事務所の弁護士に相談することにしました。
依頼者様には盗撮の前科があり、示談が出来ていなければ略式手続での罰金なども考えられる事案でした。そのため、依頼者様は早急に示談に動くため、当事務所の弁護士に依頼するに至りました。
しかし、依頼者様が検察庁に呼び出されて、示談の必要性を感じた時には事件から10ヶ月ほど経過しており、被害女性は風俗店を退職していたため連絡が難しい状況になっていました。
 そこで、弁護士は被害女性が働いていた風俗店の店長に依頼者が反省していることや謝罪の意を伝えました。
そうして、風俗店の店長から処罰感情がほとんどないことを示す聴取書及び弁護士からの終局処分に対する意見書を検察官に提出したことで、不起訴処分を獲得することができました。

 

【お客様の声】親族への傷害で逮捕 審判での不処分獲得 

2023-07-27

親族への傷害で少年が逮捕されてしまった事件について、家庭裁判所での審判において不処分を獲得した弁護活動とお客様の声を、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所神戸支部が紹介します。

事件概要

依頼者の息子さん(10代男性、学生、前科なし)は、自宅内で、自身の親族に対して顔面や体を複数回殴打したり蹴ったりしたとして、警察に逮捕されました。
そして、検察庁に送致された後、勾留も決定されてしまいましたが、依頼者であるお母さまから初回接見サービスをご利用いただきました。弁護活動を行った弁護士は、勾留決定に対する準抗告を申し立て、これが認容されたことにより、息子さんの釈放を実現させるとともに、家庭裁判所に事件が送致されてからも献身的な弁護活動により、審判で不処分を獲得することができました。

結果

勾留決定に対する準抗告認容(早期釈放)
審判 不処分

事件経過と弁護活動

家族内での事件であったため大変な状況の中、依頼者であるお母様から初回接見サービスのご利用を頂きました。
弁護活動を担当した弁護士が迅速に対応し、事件の態様や捜査の進展状況から勾留の要件を満たさず、勾留の必要性もないことを明らかにする準抗告の申立てを行いました。
その結果、一度は勾留が決定されてしまったものの、準抗告が認容されたことで、息子さんは釈放され、通っていた学校に通学することができるようになりました。
また、その後事件が家庭裁判所に送致され、審判を受けるに当たっても、種々の取り組みを行いました。
具体的には、少年が再犯を起こさないようにするため家族内での環境調整や、事件が起きてから現在に至るまでの課題を通した精神的成長の記録などを丁寧に行い、家庭裁判所の裁判官にこれらの結果を伝える活動をしました。
これらの活動が認められ、家庭裁判所の審判で不処分を獲得することができました。

【お客様の声】複数の特殊詐欺事件で起訴 保釈を獲得し大幅減軽に成功

2023-07-24

複数の特殊詐欺事件で起訴された事件で、保釈を獲得し大幅減軽に成功した弁護活動と、お客様の声を、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所神戸支部が紹介します。 

◆事件概要と弁護活動◆

依頼者様の息子さん(20代男性、前科前歴なし)は、FX投資等に失敗して多額の借金を抱えてしまい、その借金を返済するために高額報酬を得ることができるという理由から、受け子や出し子として複数の特殊詐欺事件に関与していました。
その結果、息子さんは受け子として被害者宅を訪ねた際、被害者宅を張り込んでいた警察官に現行犯逮捕されてしまったのです。
息子さんの逮捕を知ったご家族からのご依頼で初回接見を担当した弁護士が、その後の息子さんの弁護活動を行ったのですが、その際に、息子さんが複数の特殊詐欺事件に関与している事実が発覚し、その後は、兵庫県外の警察署に再逮捕されるなどして、最初の現行犯逮捕から半年以上にもわたって、身体拘束を受けた状態で警察の捜査が続きました。
そんな中で弁護士は、複数の被害者様への示談交渉を行い、最終的には8人の被害者様への弁償を行うことができ、中には宥恕条項のある示談を締結できた被害者様もいました。
また弁護士は、拘束されている息子さんへの接見を繰り返し取調べのアドバイスを欠かさず行いました。
そして複数の特殊詐欺事件起訴された息子さんの身体拘束は、最初の逮捕から8か月間にも及びましたが、その間に弁護士は、ご家族の協力を得て息子さんの監視監督体制を整え、公判がある程度進んだタイミングで裁判所に保釈を請求し、息子さんの釈放を実現しました。
また詐欺や窃盗など25の事件で起訴されて行われた刑事裁判では、検察側からは初犯にも関わらず6年が求刑されましたが、弁護士は、被害者様に可能な限りの弁償をしていることや、息子さんが深く反省していることなどを主張し、減軽を求めました。
そして結果的に懲役4年の判決が言い渡され、息子さんは服役することとなりました。

◆結果◆

保釈
2年の減刑

◆弁護活動を終えて◆

今回の弁護活動は、息子さんが広域にわたって、複数の特殊詐欺事件に関与していたことから、被害額も高額に及んでいました。
そういった事情から、拘束期間が長くなり、初犯でありながらも長期実刑が予想される中で弁護活動を開始したのですが、少しでも多くの被害者に被害弁償を行い、ちょっとでも早い息子さんの釈放を目指した弁護活動を心掛けました。
実際に息子さんの保釈が認容されて釈放されたのは、逮捕から8カ月も経過してからだったことについては、もう少し釈放を早めれたのではという思いがありますが、被害者8人に対して弁償を受け取ってもらえたことは、最終的に判決に大きく影響したと思います。

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