大学生のアルバイト塾講師が、塾の女児生徒にわいせつ行為をした強制わいせつ事件の弁護活動と、お客様の声を、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所神戸支部が解説します。
事件概要
この事件は、アルバイトで塾講師をしていた大学生の男性が、その塾の教え子である女児に対し、指導中にわいせつ行為をした強制わいせつ事件です。
被害女児から報告を受けた両親が塾に被害を訴え、被害者家族と、男性の家族に、アルバイトしていた学習塾の責任者も加わって話し合いが行われていましたが、被害者側からの金銭的要求は、非常に高額なもので、話し合いは非常に複雑なものでした。
男性の家族から依頼を受けた弁護士が、被害者家族との交渉を行い、双方が納得できる条件で示談をまとめたことから、警察に被害届を提出されることなく、警察沙汰を回避することに成功しました。
結果
刑事事件化せず
事件経過と弁護活動
今回の事件は未成年のお子様が被害にあっているため被害者感情は非常に強く、被害者家族との示談交渉は非常に困難なものでした。
当初、被害者家族が要求する示談金は非常に高額なもので、男性や男性の家族がとても用意できるものではない上に、示談の条件も男性家族の、今後の日常生活も揺るがしかねないものでした。
さらに男性は大学卒業後は、とある国家資格の取得を目指していましたが、今回の件で警察に被害届が提出されると資格の取得ができなくなる可能性がありました。
弁護士は、被害者家族の要求を丁寧に聞き取りながら双方が納得する金額と条件での交渉を進め、最終的に示談の締結にこぎつけることができ、被害者や、そのご家族からは警察に被害届を提出しないことを約束していただくことができました。