Archive for the ‘暴力事件’ Category

兵庫県川西市の同意殺人事件 自首に強い刑事事件専門の弁護士

2017-09-02

兵庫県川西市の同意殺人事件 自首に強い刑事事件専門の弁護士

兵庫県川西市に住むAさんは、長年難病に苦しむ年老いた母親に頼まれ、母親の首を絞めて殺害しました。
長年の闘病生活で苦しむ母親の懇願でしたこととはいえ、人を殺したことに対する罪悪感に苛まれたAさんは、兵庫県川西警察署自首しようと思っています。
(フィクションです)

同意殺人罪】
同意殺人罪とは、人からその嘱託を受け若しくはその承諾を得て殺す犯罪行為をいいます。(刑法第202条)
同意殺人罪の法定刑は、6月以上7年以下の懲役または禁錮となっています。
ここで言う「人」とは、殺人の意味を理解し、死について自由な意思決定能力を有する者であることが必要です。
つまり、死ぬことの意味が理解できていないであろう子供が同意した場合には、同意殺人罪が成立せずに殺人罪が成立することになります。
「嘱託」とは、被殺者である人からその殺害を依頼されて、これに応じることをいいます。
また、「承諾」とは、被殺者である人から殺害されることについての同意を得ることです。

自首
自首とは、犯罪事実または犯人が誰であるかが捜査機関に発覚する前に、犯人自ら進んで犯罪事実を申告し、処罰を求める意思表示を言います。
自首は、自発的に申告することが必要であり、捜査機関の取調べに回答する形で自白した場合には自首は成立しません。
別の事件で取調べを受けていた場合に、捜査機関に発覚していない余罪を申告すれば、自首が成立します。
刑法上、刑の減軽の理由となり、刑事訴訟法では、告訴・告発の規定が準用され、手続きが慎重に行われます。
自首の方法としては、捜査機関に出頭し、自分が関与した犯罪事実を告げることで足ります。

自首や出頭を決断したが、どのように捜査機関に申告すればよいのか、動揺してしまい、いざ実行するとなると言いたいことがうまく言えないことも珍しくはありません。
自首や出頭をする前に、一度刑事事件を専門とする弁護士に、申告内容やその後の手続の流れについて相談することをお勧めします。

弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所は、刑事事件専門の法律事務所です。
その豊富な経験と知識に基づき、事件毎に適した弁護活動を行います。
兵庫県川西市同意殺人事件で自首をお考えの方は、一度弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所にご相談ください。
(初回の法律相談:無料、兵庫県川西警察署までの同行サービス料:弊所までお問合せ下さい)

兵庫県養父市のDV事件で逮捕 刑事事件に精通する弁護士

2017-09-01

兵庫県養父市のDV事件で逮捕 刑事事件に精通する弁護士

兵庫県養父市に住むAさんは、妻に日常的に暴力を振るっていたとして兵庫県養父警察署の警察官に傷害の容疑で逮捕されました。
Aさんの妻が、警察にDVを受けていると被害届を出したことが事件の発端です。
心配するAさんの両親は、刑事事件に精通している弁護士を探しています。
(フィクションです)

DV事件】
DVとは、ドメスティックバイオレンスの略称で、一般に、同居関係にある配偶者や内縁関係の間で起こる家庭内暴力のことをいいます。
夫または妻の行為が、刑法やストーカー規制法などの刑罰法令に触れる場合は、処罰することができます。
DV事件で、夫(妻)が妻(夫)を殴って怪我をすれば、傷害罪になり、その結果、死に至れば傷害致死罪の責任を問われることになります。
怪我がない場合には、暴行罪となる可能性があります。
肉体的な暴行だけでなく、精神的な暴力によってPTSD(心的外傷後ストレス障害)の状態に至ったときは、傷害罪となります。
暴行罪の法定刑は、2年以下の懲役もしくは30万円以下の罰金または拘留もしくは科料です。
傷害罪の法定刑は、15年以下の懲役または50万円以下の罰金となり、傷害致死罪となると3年以上の有期懲役となっています。

このようなDV事件においては、怪我をさせた被害者に被害弁償を行い、示談することが重要となります。
示談を締結することができれば、不起訴になり前科を回避したり、より軽い処分を得ることが出来る可能性が高まります。
示談が難しい場合でも、事件自体がそれほど悪質ではないことを、被疑者・被告人に有利な証拠を提示することにより説得的に主張し、執行猶予付き判決を獲得できる可能性もあります。
以上のような弁護活動は、刑事事件を専門とする弁護士を通じて行うことをお勧め致します。
刑事事件に精通している弁護士は、その豊富な経験と知識に基づき、事件の特徴を把握したうえで、迅速かつ丁寧な弁護活動を行います。
また、刑事事件専門の弁護士は、被害者との示談交渉も数多く経験しており、粘り強く交渉を行うスキルを持っています。

弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所は、刑事事件を専門とする法律事務所です。
兵庫県養父市DV事件でご家族が逮捕されてお困りであれば、今すぐ弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所にご相談ください。
(初回の法律相談:無料、兵庫県養父警察署までの初回接見費用:弊所までお問合せ下さい)

兵庫県相生市の威力業務妨害事件で逮捕 量刑の減軽に強い弁護士

2017-08-19

兵庫県相生市の威力業務妨害事件で逮捕 量刑の減軽に強い弁護士

兵庫県相生市に住むAさんは、自宅近くのコイン式駐車場で約200回の料金踏み倒しを行なっていたとして、威力業務妨害の容疑で兵庫県相生警察署逮捕されました。
Aは、駐車場の板の作動センターに引っかからない状態で車を停車させる行為を繰り返し、被害総額は約40万円に達していました。
(フィクションです)

威力業務妨害罪】
威力業務妨害罪は、「威力」を用いて、人の「業務」を妨害することで成立する犯罪です。
ここで言う「威力」とは一体どのようなものなのでしょうか。
「威力」とは、「犯人の威勢、人数及び四囲の状勢からみて、被害者の自由意思を制圧するに足りる勢力をいい、現実に被害者が自由意思を制圧されたことを要しない」と理解されています。
簡単に言うと、自由な意思で決めたり、行動したりすることに対して圧力をかけるようなことをすることです。
「業務」とは、職業その他社会生活上の地位に基づいて継続して行う事務を言います。
企業や個人事業主の営業活動・事業活動はもちろんのこと、慈善団体や宗教団体の行う継続的な活動も含まれます。
上記事例の場合、Aが車を不正に駐車することで、他の客の車が駐車出来なくさせたことが、威力業務妨害に当たる可能性があると言えるでしょう。

量刑
量刑とは、裁判所または裁判官が、法定刑を定める罰則に刑法総則を適用して定まる処断刑の範囲内で、被告人に下すべき宣告刑を決定する作業のことを言います。
量刑にあたって考慮される要素は多くあります。
刑事裁判における量刑は、被告人の性格、経歴および犯罪の動機・目的・方法等すべての事情を考慮して決定されることになっています。
威力業務妨害罪の法定刑は、3年以下の懲役または50万円以下の罰金となっています。
初犯の場合や態様が悪質でない場合では、不起訴や略式手続きにより罰金で処理されることも多いようです。
一方、前科が複数ある場合や態様が悪質な場合には、公判請求となる可能性が高くなります。
しかし、そのような場合であっても、よほど悪質な情状がない限りは、執行猶予が付く可能性があるでしょう。

弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所は、刑事事件を専門に扱う法律事務所です。
その豊富な経験と知識に基づいて、被疑者・被告人にとって有利な事情を収集し、説得的に検察官や裁判官に主張し、寛大な処分や量刑の軽減を目指します。

兵庫県相生市威力業務妨害事件でご家族の方が逮捕されてお困りであれば、一度弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所までご相談下さい。
(初回の法律相談:無料、兵庫県相生警察署までの初回接見費用:弊所までお問合せ下さい)

兵庫県宍粟市の暴行事件 同種前科有りの事件でも罰金刑に強い弁護士

2017-08-18

兵庫県宍粟市の暴行事件 同種前科有りの事件でも罰金刑に強い弁護士

兵庫県宍粟市に住むAは、酒に酔った勢いで口論となったBに対して、その顔面をげん骨で一回殴ってしまいました。
通報を受けて駆け付けた兵庫県宍粟警察署の警察官に逮捕されました。
翌日、釈放されましたが、同種の前科があるAは、実刑を回避したいと思い刑事事件専門の弁護士に相談しました。
(フィクションです)

暴行罪】
暴行罪は、相手方に対し「暴行」を加える犯罪です。
暴行」という概念は、刑法上、以下の4つに分類されます。
①人に対すると者に対するとを問わず、すべての「有形力」(外部に示された物理的な力)の行使を指す。
これは、騒乱罪で適用される概念で、道端に駐車している車をひっくり返すことも、他人の住居に駆け込むことも暴行である考えます。
②人に向けられた、しかし必ずしも身体に対するものではない、力の行使を内容とします。
例えば、公務執行妨害罪においては、押収されそうになった帳簿を公務員の足元にたたきつける行為も暴行として理解されます。
③人の身体に対する有形力の行為を意味します。
暴行罪における「暴行」は、この意味であると考えられています。
④人の犯行を抑圧するに足りる有形力の行使を意味します。
これは、強盗罪において適用される「暴行」の概念です。

暴行罪で起訴された場合、2年以下の懲役若しくは30万円以下の罰金又は拘留若しくは科料が科される可能性があります。
暴行罪の量刑は、犯行態様が悪質でない場合、略式起訴で罰金刑となるケースが多いです。

前科
前科とは、逮捕・起訴されて、裁判で有罪判決を受けたという経歴のことをいいます。
つまり、懲役や禁錮などの実刑やそれらの執行猶予付き判決だけでなく、略式起訴で罰金刑を受けた場合も有罪判決と同じですので、罰金刑であっても前科が付くことになります。

前科と似たような響きの「前歴」という用語も、前科とセットでよく耳にすることがあるのではないでしょうか。
それでは、前科と前歴とは何が違うのでしょうか。
前歴とは、逮捕された場合に就く経歴です。
ですので、逮捕されて不起訴になった場合でも、前科は付きませんが、前歴は付くことになります。

これら前科・前歴は、警察や検察のデータベースや、罰金刑以上であれば本籍地の市区町村で保管されることになります。
前科があることで、一定の職業に就けない、資格がとれないというデメリットはありますが、周囲に知られていないのであれば、普段の生活をする上では特段支障があるわけではありません。
もちろん、再び事件を起こしてしまった場合には、前科の有無が検察官の基礎・不起訴の判断、裁判官の量刑判断に影響する可能性は高くなるでしょう。

兵庫県宍粟市暴行事件で逮捕されてお困りの方、同種の前科前歴があり心配されている方は、刑事事件専門の弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所にご相談下さい。
(初回の法律相談:無料、兵庫県宍粟警察署までの初回接見費用:弊所までお問合せ下さい)

兵庫県加古郡播磨町の公務執行妨害事件で逮捕 微罪処分に強い刑事事件専門の弁護士

2017-08-15

兵庫県加古郡播磨町の公務執行妨害事件で逮捕 微罪処分に強い刑事事件専門の弁護士

兵庫県加古郡播磨町にある会社に勤めるAさんは、通勤途中に一旦停止を怠ったとして、兵庫県加古川警察署の警察官に呼び止められました。
Aさんは停止した主張しましたが、警察官は応じないため、カッとなり警察官の靴に唾を吐いたところ、公務執行妨害で現行犯逮捕されてしまいました。
一時的な感情で行なった自身の行為を反省するAさんは、刑事事件を専門とする弁護士を探しています。
(フィクションです)

公務執行妨害罪】
公務執行妨害とは、公務員に対し暴行や脅迫などを用いて、その職務執行を妨害する犯罪です。
警察の職務質問を受けているときにパトカーを蹴ったり、警察官が差し押さえた証拠を奪って壊すなど、警察官をはじめとする公務員の業務を妨害する行為が、公務執行妨害となります。
公務員の公務を妨害する行為という点で、公務執行妨害の被害者は、妨害された個人ではなく、「国」となります。
公務執行妨害罪で起訴された場合、3年以下の懲役または禁錮、若しくは50万円以下の罰金が科される可能性があります。
公務執行妨害罪の量刑相場としては、略式起訴された場合には罰金30~50万円、正式な裁判となった場合には、6月~2年の懲役刑で、執行猶予がつくことが多いようです。

微罪処分
原則、警察は、犯罪の捜査をしたときは、速やかに書類及び証拠物とともに事件を検察官に送致しなければなりません。
しかし、犯罪が極めて軽微であり、検察官から送致の手続をとる必要がないとあらかじめ指定されたものについては、警察は、事件を送致しないことが出来ます。(刑事訴訟法第246条但し書き)
この検察へ送致しない処分のことを、微罪処分といいます。
微罪処分の対象となる事件とは、一定の犯罪の種類(窃盗等)や内容(被害の程度等)、被疑者の情状(前科等)などを考慮して、各地方検察庁が定めた基準に従って決められます。
微罪処分となった事件は、警察から検察官に送致されることなく、各地方検察庁の検事正に、その概要が一括して報告され、前歴として記録に残ることになります。

微罪処分になるために、出来ることは、しっかりと反省をし、被害者がいる事件であれば被害者との示談を行うことが最善策と言えるでしょう。
しかし、公務執行妨害事件の場合、被害者は国であるので、被害者である国と示談することは出来ません。
ですので、公務執行妨害で大きな被害を出していない限りは、加害者本人がきちんと反省することが、微罪処分となるために重要です。
罪を認めず、反省もしていないようであれば、拘束期間も長引くことになるので、取調べ対応について法律の専門家である弁護士に相談することをお勧めします。

弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所は、刑事事件を専門とする法律事務所です。
刑事事件における豊富な経験と知識に基づき、迅速かつ適切な弁護活動を行います。
兵庫県加古郡播磨町公務執行妨害事件で逮捕されてお困りであれば、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所の弁護士が、今後の手続の流れや処分見込みを丁寧に説明し、取調べ対応について的確にアドバイスいたします。
(初回の法律相談:無料、兵庫県加古川警察署までの初回接見費用:39,300円)

兵庫県淡路市の保護責任者遺棄致死事件で逮捕 裁判員裁判に強い刑事事件専門の弁護士

2017-08-06

兵庫県淡路市の保護責任者遺棄致死事件で逮捕 裁判員裁判に強い刑事事件専門の弁護士

兵庫県淡路市にあるパチンコ店の駐車場において、2歳の子供を車内に放置し熱中症により死亡させたとして、Aは兵庫県淡路警察署保護責任者遺棄致死の容疑で逮捕・勾留されました。
Aの家族は、刑の軽減を望んでおり、裁判員裁判に精通している刑事事件専門の弁護士を探しています。
(フィクションです)

保護責任者遺棄致死罪】
保護責任者遺棄致死罪とは、「老年者、幼年者、身体障がい者又は病者を保護する責任のある者がこれらの者を遺棄し、又はその生存に必要な保護をしなかった」結果、人を死亡させる犯罪です。
人を死亡させるという点では殺人罪などと同じですが、「何もしなかった(不作為)」が処罰の対象とされる犯罪であるので、被疑者・被告人に何かする義務があったのか(作為義務)ということが争点になります。
保護責任を有する者とは、法令の規定に基づく義務、契約に基づく義務、事務管理に基づく義務、条理に基づく義務を有する者です。
例えば、警察官職務執行法3条による警察官の保護義務や、民法820条の親権者の子に阿智する観護義務などがあります。
保護責任者遺棄致死罪で起訴された場合、3年以上20年以下の懲役が科される可能性があります。

 

裁判員裁判
保護責任者遺棄致死罪は、裁判員裁判の対象事件です。
裁判員裁判とは、一般市民の中から選ばれた方々が「裁判員」として、裁判官と一緒に被告人が有罪であるか否か、どの程度の刑を課すべきかについて決める制度です。
裁判員裁判が行われるのは、刑事裁判のみで、最も重い刑として死刑や無期懲役が定めてられている罪や、故意の犯罪行為によって人を死亡させた罪の裁判です。
裁判員は、証拠に基づいて、起訴状に書かれていることが常識に照らして間違いないと言えるかどうかを判断します。
有罪とした場合には、被告人にどうような重さの刑罰を科すべきかについても判断します。
これらの判断は、裁判官3名と裁判員6名の合計9名で行なわれ、過半数の5名の意見が一致すれば決定となります。
ただし、被告人を有罪にする場合や、被告人に不利益な判断をする場合には、裁判官のうち少なくとも1名が加わっていなければなりません。

以上のように、裁判員裁判では、一般市民の方が裁判員となり、事実認定や刑の量定を決めることになります。
そのため、裁判員が十分に理解し納得するために、通常の裁判よりも分かり易く丁寧な説明を心がける必要があると言えます。
弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所では、刑事事件を専門に扱っており、これまでも数多くの刑事事件を経験してきました。
刑事事件における豊富な経験や知識を活かし、裁判員裁判にもしっかりと対応し最善の弁護活動を行います。

兵庫県淡路市保護責任者遺棄致死事件でご家族が逮捕されてお困りの場合は、一度弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所にご相談ください。
(初回の法律相談:無料、兵庫県淡路警察署までの初回接見費用:弊所までお問合せ下さい)

兵庫県多可郡多可町の名誉毀損事件 告訴取下げに成功する刑事事件専門の弁護士

2017-08-05

兵庫県多可郡多可町の名誉毀損事件 告訴取下げに成功する刑事事件専門の弁護士

兵庫県多可郡多可町に住むAは、自分が通う大学の教授をネット掲示板上において、複数回にわたって執拗に攻撃したとして、兵庫県西脇警察署名誉毀損の容疑で逮捕されてました。
Aの両親は、被害者への謝罪・被害弁償を行い、告訴を取下げてほしいと思い、刑事事件専門の弁護士に相談しました。

名誉毀損罪】
名誉毀損罪とは、「公然と事実を摘示し、人の名誉を毀損」する犯罪です。
ここでいう「事実」とは、その事実が真実であるか、虚偽であるかを問いません。
「人の名誉を毀損」することについては、人の社会的評価を低下させるか否かが問題となり、客観的に判断されます。
この点について、意見や論評など事実の摘示以外で社会的評価を低下させた場合には、侮辱罪が成立する可能性があります。
名誉毀損罪で起訴された場合、3年以下の懲役若しくは50万円以下の罰金が科され得るのですが、侮辱罪の罰則は、拘留又は科料となっており、罰則は名誉毀損罪と比べて非常に軽くなっています。

名誉毀損罪でも以下の3つ全て該当する場合には、名誉毀損の免責となり、刑事罰の対象になりません。
①公共の利害に関する事実に関わるもの
②もっぱら公益を図る目的があるもの
③真実であると証明されること

告訴
名誉毀損罪は、親告罪といって、告訴がなければ起訴することができない犯罪です。
告訴とは、捜査機関に対して犯罪を申告し処罰を求める意思表示のことをいいます。
告訴は書面で提出することも口頭で申し立てることも出来ます。
この書面を告訴状といい、告訴状には、処罰してほしい旨だけでなく、被害内容と、それが犯罪構成要件に該当することを説明する必要があります。
また、告訴状とともに証拠も提出することになります。
告訴状を提出し、受理された後、警察が告訴状を読み、事件性があると判断したら実際に捜査を開始することになります。
逆に言えば、被害者との示談を成立させ告訴を取下げてもらえれば、捜査機関もそれ以上捜査を進めることはありません。
ですので、告訴された場合には、まず被害者との示談交渉を行い、告訴を取下げてもらえるよう活動する必要があります。

弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所は、刑事事件を専門とする法律事務所です。
これまで数多くの刑事事件を取り扱い、それに伴って多くの示談交渉に取り組んでまいりました。
その豊富な経験から得たノウハウと活かし、事件毎に適した方法で被害者との示談交渉を行い、告訴取下げに向けて活動致します。

兵庫県多可郡多可町名誉毀損事件でご家族の方が逮捕されてしまいお困りであれば、一度弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所にご相談ください。
(初回の法律相談:無料、兵庫県西脇警察署までの初回接見費用:弊所までお問合せ下しさい)

兵庫県丹波市の殺人未遂事件で逮捕 情状弁護で刑の減軽に強い刑事事件専門の弁護士

2017-08-04

兵庫県丹波市の殺人未遂事件で逮捕 情状弁護で刑の減軽に強い刑事事件専門の弁護士

兵庫県丹波市に住むAさんは、内縁の夫Bから日常的に暴力を振るわれていました。
いつか自分が殺されると思ったAさんは、ビールの中に毒物を入れて飲ませました。
幸いBさんは命に別状はなく、Aさんは殺人未遂容疑で兵庫県丹波警察署逮捕されました。
(フィクションです)

殺人未遂罪】
殺人未遂罪は、刑法203条で罰則が規定されていますが、203条には具体的にどのような刑罰が科されるのかについて記載されていません。
しかし、199条の殺人罪の刑罰を適用できると解釈されます。
《殺人罪》
「人を殺した者は、死刑又は無期若しくは5年以上の懲役に処する」(刑法199条)

「未遂」とは、「犯罪の実行に着手して、これを遂げなかった」ことを言います。
刑法43条は、未遂の場合に、その刑を減軽することができる、と定めています。

以上のように、殺人未遂罪に関する量刑は、基本的には殺人罪と同じ刑罰が科せられますが、未遂であるため懲役刑が軽くなる可能性が高くなります。
具体的な刑の減軽については、刑法68条で規定されています。
有期懲役の場合、その長期及び短期の2分の1減らすことができるので、殺人罪の刑罰は最小で5年であるので、その半分である2年6か月が最も短期の懲役刑となるでしょう。

情状弁護
情状弁護とは、罪を犯したか否かを争うのではなく、罪を認め有罪を前提として刑を減軽してもらうことを目的とした弁護活動です。
犯行に関する実際の状態や事情を「情状」といい、加害者側の情状をくみ取ったうえで「情状酌量の余地がある」、つまり、事情を聞いて同情するところがある、と見なされた場合に、刑が減軽される可能性があります。
主な情状は、
①犯行態様:被害者を襲った方法や使用した凶器
②犯行動機:被害者への恨み
③加害者の年齢や性格
④再犯の可能性:前科があるか

その他にも、殺意の有無や被害者への謝罪・示談交渉の有無なども、考慮されます。

法定刑も重い殺人未遂罪ですが、ケースによっては情状酌量の余地があることもあり、刑の減軽や、殺人未遂罪が成立せず傷害罪などで起訴されたり、懲役3年以下の判決が出た場合においては執行猶予が付く可能性もあります。

弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所は、刑事事件を専門とする法律事務所です。
これまでも数多くの刑事事件を取り扱ってきており、その豊富な経験と知識を活かし、依頼人一人ひとりに最適な弁護活動を行います。
兵庫県丹波市殺人未遂事件でご家族や知人の方が逮捕されてお困りの方、適切な情状弁護で刑の減軽をお考えの方は、一度弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所までご相談ください。
(初回の法律相談:無料、兵庫県丹波警察署までの初回接見費用:弊所までお問合せ下さい)

兵庫県たつの市の恐喝事件で逮捕 保護観察に強い少年事件専門の弁護士

2017-08-03

兵庫県たつの市の恐喝事件で逮捕 保護観察に強い少年事件専門の弁護士

兵庫県たつの市に住むAくん(15歳)は、友人と一緒になって、ゲームセンターにおいて、カツアゲ行為をしたとして兵庫県たつの警察署に逮捕されました。
Aくんの両親は、Aくんにしっかり反省し更正してほしいと思っていますが、少年院を回避し保護観察処分になることを希望しています。
(フィクションです)

恐喝罪】
恐喝とは、脅迫または暴行を手段として、その反抗を抑圧するに足りない程度に相手方を畏怖させ、財物の交付を要求することをいいます。
いわゆる「カツアゲ」も恐喝の一種です。
恐喝罪で起訴された場合、10年以下の懲役が科される可能性があります。

恐喝罪と似た犯罪として、強盗罪があります。
強盗は、脅迫または暴行を用いて、相手の財物をとる点では、恐喝と類似していますが、脅迫・暴行の程度が、恐喝よりも強く、相手の反抗を抑圧するレベルに達しているかどうかが相違点です。
強盗罪の法定刑は、10年以下の懲役であるので、強盗罪は恐喝罪に比べて重く処罰されています。

保護観察
保護観察とは、非行のある少年が社会の中で更生するために、保護観察官及び保護司による指導や支援を行うものです。
保護観察は、非行により家庭裁判所から保護観察処分を受けた少年だけでなく、少年院送致となり少年院から仮退院となった少年、懲役または禁錮の刑に処せられ仮釈放が許可された成人、刑の執行猶予とあわせて保護観察付の判決を受けた成人が受けるものです。
保護観察は、保護観察官と、地域で活動する保護司とが協働して行われます。
保護観察官は、保護観察を中心とした更正・保護を任務とし、刑事司法、心理学、教育学、社会学、医学等に関する高度な専門知識を持つ国家公務員です。
保護観察官の役割は、保護観察の実施計画の策定、対象者の遵守事項違反、再犯その他危機場面での措置、担当保護司に対する助言や方針の協議等を行います。
保護司は、地元のボランティアの方々で、保護観察対象者との日常的な面接による助言や指導、対象者の家族からの相談に対する助言、地域活動や就職先に関する情報提供などを行なっています。

恐喝事件で逮捕され、家庭裁判所に送致されると、家庭裁判所の調査官による調査を経て、少年に対する保護処分を決定する審判が行われます。
下される保護処分には、保護観察処分の他、少年院送致、児童自立支援施設等送致があります。
少年院送致を回避し、保護観察処分を獲得するためには、一連の手続を通して、少年の社会内処遇での更生の可能性が高いことをしっかりと主張していくことが重要です。

弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所は、少年事件を専門とする法律事務所です。
これまでも数多くの少年事件を取り扱ってきました。
その豊富な経験と専門知識を活かし、少年一人ひとりに適した弁護活動を行います。

兵庫県たつの市恐喝事件でお子様が逮捕されてお困りの方、少年院送致を回避し保護観察処分をご希望であれば、一度弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所までご相談ください。
(初回の法律相談:無料、兵庫県たつの警察署までの初回接見費用:弊所までお問合せ下さい)

兵庫県美方郡新温泉町の強要事件 少年鑑別所への収容を回避する少年事件専門の弁護士

2017-07-31

兵庫県美方郡新温泉町の強要事件 少年鑑別所への収容を回避する少年事件専門の弁護士

兵庫県美方郡新温泉町に住むAくん(16歳)は、交際相手のBさんに別れ話を持ち出されたところ、「別れるんやったら、交際中の写真や動画をネットに流すぞ」と言って無理矢理関係を続けさせました。
Bさんは怖くなって学校に相談したことで、事件が兵庫県美方警察署に発覚し、Aくんは同警察署の警察官に逮捕されました。
Aくんの両親は、少年事件を専門に扱う法律事務所に相談に来ました。
(フィクションです)

強要罪】
強要罪とは、相手方、またはその親族の生命・身体・自由・名誉・財産に対して、害を加える旨を告知して脅迫し、又は暴行を用いて、相手に義務のないことをさせる、若しくは権利の行使を妨害する犯罪のことです。
強要罪で起訴された場合、3年以下の懲役が科される可能性があります。

少年鑑別所
少年鑑別所とは、少年院法によれば、医学・心理学・教育学・社会学その他の専門的知識に基づいて、少年の資質を鑑別する法務省管轄の施設をいいます。
少年鑑別所に収容されると、鑑別技官との面接や各種の検査による資質鑑別と、鑑別所内での行動観察が行われます。
身体検査や初回面接、集団方式の心理検査に基づいて鑑別方針が設定され、少年の特性に応じた個別の鑑別が実施されます。
例えば、知的障害が疑われる場合には、個別の知能検査が実施されたり、人格的偏りが疑われる場合には、個別の心理検査が行われます。
検査や面接の他、運動や読書、ビデオ視聴、テーマ作文などの時間が設けられたり、場合によっては少年の課題に応じた教育的プログラムが実施されることもあります。
このような資質鑑別と行動観察の結果に基づき、鑑別所内で会議が行われ、鑑別所としての鑑別結果の判定が行われます。
判定の結果は、鑑別結果通知書としてまとめられ、家庭裁判所に提出されます。
通知書は社会記録に綴られるので、付添人である弁護士も閲覧することが出来ます。

家庭裁判所が調査・審理を行うために、少年の心情の安定を図りながら、少年の身体を保護してその安全を図る措置である「観護措置」がとられた際に、ほとんどの場合、少年鑑別所に送致されます。
観護措置の期間は、実務上4週間とされることが多いので、一旦収容されると、その間、学校や職場を欠席・欠勤することになってしまいます。
他方、少年の心情の安定に配慮しつつ、少年の身体の安全を確保する措置でもあり、単なる身体拘束ではなく、さまざまな検査や鑑別技官との面接、行動観察を通じて、少年の心身の鑑別も行われることから、少年の更生に資するという点もあります。

弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所は、数多くの少年事件を扱っており、その豊富な経験と知識に基づき、少年一人ひとりに最適な弁護人・付添人活動を行います。

兵庫県美方郡新温泉町強要事件でお子様が逮捕されてお困りの方は、一度弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所にご相談ください。
(初回の法律相談:無料、兵庫県美方警察署までの初回接見費用:弊所までお問合せ下さい)

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