兵庫県神戸市垂水区の酒気帯び運転で逮捕 身柄解放に動く弁護士
酒気帯び運転で逮捕された場合について、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所神戸支部が解説します。
兵庫県垂水警察署は、道路交通法違反(酒気帯び運転)の疑いで、兵庫県神戸市垂水区に住むAさんを現行犯逮捕しました。
逮捕容疑は、同市の県道で、酒気を帯びた状態でワンボックスカーを運転した疑いです。
(フィクションです)
道路交通法違反:酒気帯び運転
お酒を飲んで運転する飲酒運転には、「酒酔い運転」と「酒気帯び運転」との2種類あります。
「酒気帯び運転」とは、飲酒の程度がアルコール濃度が血液1ミリリットル中0.3ミリグラムまたは呼気1リットル中0.15ミリリットルの場合です。
「酒気帯び運転」の罰則は、3年以下の懲役または50万円以下の罰金です。
また、「酒酔い運転」とは、酒に酔った状態、つまり、アルコールの影響により正常な運転ができないおそれがある状態で運転することです。
「酒酔い運転」の罰則は、5年以下の懲役または100万円以下の罰金となり、「酒気帯び運転」よりも重くなっています。
これらは、飲酒運転だけでの罰則ですが、飲酒運転の結果、人が負傷した場合には、「危険運転致死傷罪」に問われることがあります。
アルコールを摂取して、「正常な運転が困難な状態」になっているにもかかわらず運転をし、事故で人を負傷させた場合は、15年以下の懲役、死亡させた場合は1年以上20年以下の懲役となります。(自動車運転死傷行為処罰法大2条1号)
また、アルコールの影響により「走行中に正常な運転に支障が生じるおそれがある状態で、車を運転し」、アルコールの影響により「正常な運転が困難な状態に陥り」事故を起こして人を負傷させた場合は12年以下の懲役、人を死亡させた場合は15年以下の懲役となります。(同法3条1項)
酒気帯び運転のみの場合、初犯の場合だと罰金刑で終わることが多くなっています。
しかし、人身事故を起こしてしまえば、逮捕されることが多く、長期の身体拘束の可能性があります。
そのため、逮捕後に勾留されないため、罪を認め真摯に反省し、家族などの身元引受人を確保した上で、検察官や裁判官に対して証拠隠滅や逃亡のおそれがないことを説得的に主張する必要があります。
弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所は、刑事事件を専門に取り扱う法律事務所です。
所属弁護士は、交通事件をはじめ数多くの刑事事件を取り扱ってきた経験があります。
その豊富な知識と経験に基づき、迅速に身柄解放活動に取り組みます。