兵庫県赤穂郡上郡町の過失運転致傷事件 思わぬ起訴で弁護士に依頼
過失運転致傷事件で起訴された場合について、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所神戸支部が解説します。
Aさんは、兵庫県赤穂郡上郡町の駐車場で、アクセルとブレーキを踏み間違え、近くを歩いていた女性にぶつかり、怪我を負わせてしまいました。
Aさんは在宅で兵庫県相生警察署や神戸地方検察庁姫路支部で取り調べを受けており、周りからは不起訴になると言われており安心していましたが、結局起訴されてしまいました。
今後どのような流れになるのか心配になったAさんは、急いで弁護士に相談しに行きました。
(フィクションです)
起訴と不起訴
ある犯罪の被疑者として取調べを受けたからといって、すべての被疑者が起訴されるわけではありません。
検察官が、被疑者を起訴するか起訴しないかを判断します。
検察官が起訴しないことを「不起訴」といい、不起訴となる理由には主に以下の3つが挙げられます。
①嫌疑なし:被疑者は罪を犯していないという理由です。
②嫌疑不十分:被疑者が罪を犯した疑いはあるが、それを裏付ける決定的な証拠がないという理由です。
③起訴猶予:被害者が罪を犯したことは間違いないが、被疑者が深く反省している、被害者と示談している、犯罪が軽度である、再犯のおそれがない等といった理由で起訴しないという理由です。
不起訴となれば、前科もつかず、事件を終わらせることが出来ますが、残念ながら起訴されてしまった場合には、どのような処罰を受けることになるのか心配になるところです。
交通事故の刑事事件においては、被害者の怪我の状況や示談状況が一定程度起訴不起訴を判断する上の考慮要素となるため、起訴されるまで時間がかかることも多いようです。
また、被害者との示談を保険会社が代理することになるので、加害者が直接被害者と接触することは少なく、被害状況や示談交渉の進展状況などをしっかりと把握していないことも多いと言えるでしょう。
過失運転致傷罪(自動車運転処罰法第5条)の法定刑は、7年以下の懲役もしくは禁錮または100万円以下の罰金です。
過失運転致傷事件で起訴されてしまった場合、弁護士は執行猶予獲得に向けて弁護活動を行います。
執行猶予があり得るのは、懲役・禁錮が3年以下の場合または罰金が50万年以下の場合であり、かつ、酌むべき事情があることが必要となります。
過失運転致傷事件においては、事故の態様が悪質でない、または示談が成立しているといった有利な事情があれば、執行猶予となる可能性が高まります。
兵庫県赤穂郡上郡町の過失運転致傷事件で、起訴されてしまいお困りであれば、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所にご相談下さい。
交通事故事件も含めた数多くの刑事事件を取り扱ってきた弁護士が、これまでの経緯を詳しく伺ったうえで、今後の流れや処分見込みなどを丁寧に説明させていただきます。
まずは、フリーダイアル0120-631-881までご連絡ください。